ホンダの伝統的なバイクシリーズ、「CB250T(バブ250)、CB400T(バブ400)の 違い」を詳細に解説します。
特に、市場で人気のバブ250とバブ400の性能と特徴を比較し、さらにTバブとNバブの違いや、バブ400の魅力に焦点を当てます。
バブシリーズのバイクがなぜ「安い」と評価されるのか、その理由も掘り下げていきます。
加えて、これらのバイクが生み出す独特の「音」の違いや、バブ250の中古市場での現状も紹介していきます。
これからバブシリーズのバイクを購入しようと考えている方にとって、この記事が明確なガイドとなるでしょう。
記事のポイント
- バブ250とバブ400の主要スペックと性能差
- TバブとNバブのモデル比較とその特徴
- バブシリーズのバイクが提供する価値とコストパフォーマンス
- バブ250とバブ400の排気音の違いとその影響
CB250T(バブ250)CB400T(バブ400)の違いとは?
- CB250T(ホーク CB250T)のスペック
- CB400T(ホークⅡ CB400T)のスペック
- 音の違いはあるの?
- CB250Tの中古市場の現状
- バブシリーズのバイクが本当に安いのか検証
CB250T(ホーク CB250T)のスペック
CB250T(ホーク CB250T)のスペックをまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイプグレード名 | HAWK CB250T |
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ |
型式 | CB250T |
発売年/月 | 1980年6月 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 / 全幅 / 全高 (mm) | 2135 / 840 / 1170 |
ホイールベース (mm) | 1395 |
最低地上高 (mm) | 160 |
車両重量 (kg) | 180 |
最小回転半径 (m) | 2.2 |
乗車定員 (名) | 2 |
燃料消費率 (km/L) | 40.0 (50km/h走行時) |
原動機型式 | CB250TE |
エンジン種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 249 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 3 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 62 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.4 |
圧縮比 | 9.4 |
最高出力(PS) | 26 |
最高出力回転数(rpm) | 10000 |
最大トルク(kgf・m) | 2 |
最大トルク回転数(rpm) | 8500 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 13 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 3 |
燃料種類 | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離 | 約520.0km |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 |
点火プラグ型式 | D8EA |
点火プラグ本数 | 2 |
バッテリー型式 | YB12A-A |
バッテリー容量 | 12V-12Ah |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル全容量 (L) | 3.0 |
エンジンオイル交換時 (L) | 2.0 |
エンジンオイルフィルタ交換時 (L) | 2.4 |
推奨エンジンオイル粘度 | 10W-30 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・5段変速 |
操作方式 | フットシフト |
1次 / 2次減速比 | 3.125 / 2.733 |
変速比 | 1速 2.733, 2速 1.850, 3速 1.416, 4速 1.148, 5速 0.964 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 / 後 | 15 / 41 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 27°00′ |
トレール量 (mm) | 92 |
ブレーキ形式(前 / 後) | 油圧式ディスク / 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前 / 後) | テレスコピックフォーク / スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 2 |
タイヤ(前 / 後) | 3.60-18 / 4.10-18 |
タイヤ構造名(前 / 後) | バイアス / バイアス |
タイヤ速度記号(前 / 後) | S / S |
タイヤプライレーティング(前 / 後) | 4PR / 4PR |
ホイールリム幅(前 / 後) | 1.85 |
タイヤ標準指定空気圧(前 / 後) | 1.75 / 2.50 |
ヘッドライト定格 | 50W/40W |
テールライト定格 | 23W/8W |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
車両装備:センタースタンド | 有 |
CB400T(ホークⅡ CB400T)のスペック
CB400T(ホークⅡ CB400T)のスペックをまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイプグレード名 | HAWKⅡ CB400T |
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ |
型式 | CB400T |
発売年/月 | 1980年6月 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 / 全幅 / 全高 (mm) | 2150 / 840 / 1180 |
ホイールベース (mm) | 1390 |
最低地上高 (mm) | 165 |
車両重量 (kg) | 181 |
最小回転半径 (m) | 2.2 |
乗車定員 (名) | 2 |
燃料消費率 (km/L) | 36.0 (60km/h走行時) |
原動機型式 | CB400TE |
エンジン種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 395 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 3 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 70.5 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 50.6 |
圧縮比 | 9.3 |
最高出力(PS) | 40 |
最高出力回転数(rpm) | 9500 |
最大トルク(kgf・m) | 3.2 |
最大トルク回転数(rpm) | 8000 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 13 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 3 |
燃料種類 | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離 | 約468.0km |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 |
点火プラグ型式 | D8EA |
点火プラグ本数 | 2 |
バッテリー型式 | YB12A-A |
バッテリー容量 | 12V-12Ah |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル全容量 (L) | 3.0 |
エンジンオイル交換時 (L) | 2.0 |
エンジンオイルフィルタ交換時 (L) | 2.4 |
推奨エンジンオイル粘度 | 10W-30 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・5段変速 |
操作方式 | フットシフト |
1次 / 2次減速比 | 3.125 / 2.312 |
変速比 | 1速 22.732, 2速 1.850, 3速 1.416, 4速 1.148, 5速 0.964 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 / 後 | 16 / 37 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 27°00′ |
トレール量 (mm) | 100 |
ブレーキ形式(前 / 後) | 油圧式ディスク / 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前 / 後) | テレスコピックフォーク / スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 2 |
タイヤ(前 / 後) | 3.60-19 / 4.10-18 |
タイヤ構造名(前 / 後) | バイアス / バイアス |
タイヤ速度記号(前 / 後) | S / S |
タイヤプライレーティング(前 / 後) | 4PR / 4PR |
ホイールリム幅(前 / 後) | 1.85 |
タイヤ標準指定空気圧(前 / 後) | 1.75 / 2.50 |
ヘッドライト定格 | 50W/40W |
テールライト定格 | 23W/8W |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
車両装備:センタースタンド | 有 |
音の違いはあるの?
CB250T(バブ250)とバブ400は、それぞれ異なるエンジンを搭載しているため、排気音にも顕著な違いがあります。
CB250T(バブ250)は249ccのエンジンから生まれる音は比較的高い音域が特徴で、キビキビとした鋭い音がします。
これに対し、CB400Tは395ccのエンジンを持ち、より低く、重い音が特徴です。
これは、エンジンの内径と行程が異なるためで、CB400Tの方が内径が広く、ピストンがより長い距離を移動するからです。
このため、CB400Tの音はより深みがあり、力強さを感じさせます。
ただ、音の好みは個人の感覚によるため、どちらが良いかは乗る人の好みに依存します。
しかし、どちらもその音が魅力の一つとなっており、バイク選びの重要な要素です。
CB250Tの中古市場の現状
CB250T(バブ250)は、特に若者やバイク初心者に人気のあるモデルで、中古市場でも安定した需要があります。
その理由の一つは、比較的安価で手に入る点です。中古市場での価格は状態や年式にもよりますが、数十万円から購入可能です。
ただし、バブ250の人気が高いため、良い状態のものは早く売れてしまうことが多く、購入を検討している場合は早めの行動が推奨されます。
また、中古車を購入する際は、エンジンの状態や外観の傷、走行距離などをしっかりとチェックすることが大切です。
これらのチェックを怠ると、後で高額な修理費が発生する可能性があります。
したがって、購入前には試乗をして、バイクの状態を自分の目で確かめることが重要です。
バブシリーズのバイクが本当に安いのか検証
バブシリーズ、特にCB250Tは、価格が手頃であるため、バイク初心者や予算を抑えたいライダーに人気のあるモデルです。
このバイクの新品はもう生産されていませんが、中古市場では比較的安価に手に入れることができます。
価格はバイクの状態や走行距離、保有年数によって異なりますが、数十万円から購入可能です。
この価格の手頃さがバブバイクの大きな魅力の一つです。
しかし、低価格であるがゆえに、しっかりとした事前調査と検討が必要です。
また、このバイクの維持費にも注意が必要です。保険や税金、定期的なメンテナンス費用も考慮に入れる必要があります。
これらのコストを事前に計算しておくことで、総合的なコストパフォーマンスを評価することができます。
つまり、バブ バイクは初期投資は低く抑えられますが、購入後の適切な維持管理が長期的に見て経済的な選択であるかどうかを左右します。
このため、安さだけでなく、総合的なコストを考慮した上で購入を検討することが大切です。
CB250T(バブ250)CB400T(バブ400)の違い:ユーザーの実体験と評価
- バブとホークの違いは?
- TバブとNバブの違いは?
- バブ250は何キロ走りますか?
- バブ400のメリットとデメリット
- バブ250の口コミと実際の評価
- CB250T(バブ250)CB400T(バブ400)の違いに関する総括
バブとホークの違いは?
ホーク、特に日本の暴走族や旧車會の間では「バブ」という愛称で親しまれています。
この愛称は、その特有の「バー」「ブー」という排気音に由来しており、この音は暴走族文化における「悪い音」として全国的に知られるようになりました。
バブの名声は、1979年のホークIIIの発売によってさらに確固たるものとなり、このモデルは前モデル以上に人気を博しました。
TバブとNバブの違いは?
CB400TとCB400Nの違い
Tバブ(CB400T)とNバブ(CB400N)は、ホンダのモデルの中でも特に有名で、その違いはいくつかの重要な点に表れています。
まずTバブは「ホークⅡ」としても知られ、1977年にデビューし、このバイクは、通称「やかんタンク」と呼ばれる丸みを帯びたタンクが特徴で、シングルディスクブレーキを装備しています。
Tバブは、特に初期型がコムスターホイールを採用しており、コスト削減を考慮したデザインがなされていましたが、外観の印象は一部で好評を得られないこともありました。
しかし、乗り心地の良さから教習所などで広く使われました。
一方、Nバブは「ホークⅢ」として1979年に登場し、外装はヨーロピアンスタイルでスタイリッシュなデザインが特徴です。
ギアは6速にアップグレードされ、フロントブレーキはダブルディスクに強化され、このモデルでは、より高性能なエンジンが搭載され、スズキのGSと人気を二分するほどになりました。
また、デザインはCB900や750Fにも似ており、より現代的な外観が好評でした。
TバブとNバブの主な違いは、デザイン、搭載されるブレーキの種類、トランスミッションのギア数、そして発売された時期にあります。
これらの違いは、それぞれのバイクがどのようなユーザーに適しているかを理解する上で重要なポイントです。
CB250TとCB250Nの違いは?
CB250T(Tバブ)とCB250N(Nバブ)は、ホンダが製造した250ccクラスのバイクであり、それぞれ異なる特徴を持っています。
CB250Tは、よりクラシックなデザインが特徴で、「やかんタンク」という愛称で親しまれています。
このモデルはシングルディスクブレーキを装備し、コムスターホイールを採用していました。1977年に発売され、その扱いやすさから教習所での使用が多かったです。
一方で、CB250Nは1979年に登場したモデルで、外観がヨーロピアンスタイルであることが特徴です。
こちらはより現代的なデザインが採用され、ギアは5速のままでしたが、フロントブレーキはシングルディスクのままという点ではCB250Tと共通しています。
しかし、CB250Nの方がデザイン的に洗練されており、市場での位置付けとしてはより新しいニーズに応える形となっています。
CB250TとCB250Nの違いは、主にデザインのスタイルと市場に投入された時期にあります。
CB250Tはクラシックな魅力を持ちながらも基本的な機能に重点を置いたモデルであるのに対し、CB250Nはより洗練されたヨーロピアンスタイルのデザインを採用している点が大きな違いです。
バブ250は何キロ走りますか?
バブ250は、そのコンパクトな設計にもかかわらず、十分な走行性能を提供します。
このバイクは、1リットルあたり約40キロメートルの燃料効率を持っています。
これは市街地や郊外での日常使用に非常に適しており、長距離でも経済的です。
走行距離は、燃料タンクの容量が13リットルであるため、フルタンクで約520キロメートルを走行することができます。
このバイクのエンジンは249ccで、最高出力26馬力を発揮します。
このパワーは、市街地での軽快な取り回しや、時折の高速道路使用にも対応可能です。
ただし、急な坂道や荷物を多く積んだ状態では、パワー不足を感じる場合があります。
そのため、このバイクは主に都市部での通勤や短距離のちょいツーに最適と言えるでしょう。
バブ400のメリットとデメリット
バブ400は、そのパワフルな走行性能で知られています。
このバイクの大きなメリットは、395ccの大きなエンジンがもたらす強力な加速とスムーズな高速走行能力です。
特に高速道路や長距離走行において、その力強いエンジンは魅力的です。
また、バブ400は安定したハンドリング特性を持ち、より重いフレームが高い安定性を提供します。
しかし、これにはいくつかのデメリットも伴います。
まず、バブ400は燃費が比較的悪いことが挙げられます。
強力なエンジンは多くの燃料を消費するため、燃料費が高くつくことがあります。
また、その大きさと重さは、取り回しの面で不便を感じることがあるかもしれません。
特に狭い道路や混雑した都市部では、より軽量なバイクに比べて扱いが難しい場合があります。
さらに、大型自動二輪免許が必要となるため、免許取得の際には追加の時間とコストが必要です。
バブ250の口コミと実際の評価
バブ250は、その購入しやすい価格と扱いやすさで多くのライダーから高い評価を受けています。
口コミでは、特にバイク初心者や小柄なライダーからの支持が厚いです。
その軽量フレームとコンパクトな設計は、市街地での運転や短距離の通勤に最適であると評されています。
また、メンテナンスのしやすさと維持費の低さも、多くのユーザーにとって魅力的です。
しかし、口コミではパワー不足を指摘する声もあります。
特に高速道路のような場所での加速や坂道でのパワーが不足すると感じることがあります。
また、デザインが古めかしいと感じるユーザーもいるため、見た目を重視する人には向かないかもしれません。
しかし、全体としてバブ250はコストパフォーマンスに優れたバイクとして、多くのライダーから好評を得ています。
CB250T(バブ250)CB400T(バブ400)の違いに関する総括
記事のポイントをまとめます。
- CB250T(バブ250)とCB400T(バブ400)は、排気音に顕著な違いがある
- バブ250は249ccのエンジンを搭載し、高い音域が特徴的である
- バブ400は395ccのエンジンを搭載し、低く重い音が特徴的である
- バブ250のスペックには空冷4ストローク249ccエンジンが含まれる
- バブ400のスペックには空冷4ストローク395ccエンジンが含まれる
- バブ250の燃料消費率は50km/h走行時で40.0km/Lである
- バブ400の燃料消費率は60km/h走行時で36.0km/Lである
- バブ250の最高出力は26PS、最大トルクは2kgf・mである
- バブ400の最高出力は40PS、最大トルクは3.2kgf・mである
- バブ250は特に若者やバイク初心者に人気がある
- バブ250の中古市場は比較的安価で手に入り、需要が安定している
- バブ400の音は内径が広くピストンが長い距離を移動するため深みがある
- バブ250とCB400Tはそれぞれ異なるエンジンサイズのため性能に差がある
- バブ400は高速道路や長距離走行において強力なエンジンが魅力的である
- バブ250は市街地での軽快な取り回しや短距離の通勤に最適である
- バブシリーズのバイクは初期投資が低く、維持費も考慮する必要がある