CB400SFは新車では買えない？中古市場と代替車種の探し方

CB400SFを新車で購入しようとしている方は、残念ながら「CB400SF 新車買えない」という状況に直面しているかもしれません。

愛され続けたこのバイクがなぜ生産終了に至ったのか、多くのライダーが疑問を抱いています。

また、生産終了の影響で中古市場の価格は高騰し、新車を求めることはますます困難になっています。

この記事では、CB400SFの後継機の噂や、なぜこの人気バイクが生産終了になったのかという疑問に答えつつ、現在の市場状況や代替の選択肢を探る情報を提供します。

CB400SF 新車買えないときの代替案

なぜ生産終了？

CB400SFの生産が終了した背景には、国際的に厳格化する排ガス規制が大きく関与しています。

具体的には、ユーロ5規制への対応が大きな挑戦でした。

ユーロ5は、2016年に導入され、2020年から完全施行された排ガス規制で、従来のユーロ4規制に比べて排出ガスの基準値が大幅に厳しく設定されています。

ユーロ5規制では、特に窒素酸化物（NOx）と非メタン揮発性有機化合物（NMHC）の排出量が厳しく制限されており、ユーロ4と比較してそれぞれ55%、40%の削減が求められています。

このような環境規制のもと、CB400SFの従来型エンジンでは、これらの基準をクリアするための大規模な改良が必要であったことが、生産終了の大きな要因となりました。

さらに、CB400SFは30年以上の長きにわたり多くのライダーに愛されたモデルであり、その間に技術的な改良が重ねられてきました。

しかし、現代の厳しい環境基準を満たすためには、エンジン設計の根本的な見直しが必要となり、これがホンダにとって大きな技術的および経済的な挑戦であったことは間違いありません。

新車価格の変遷

CB400SFの新車価格は、その歴史を通じてさまざまな変動を経験してきました。

特に注目されるのは、最終モデルである2BL-NC42型の価格設定です。

このモデルは、販売開始時には884,400円（税込）からという価格で提供されていました。

この価格は、CB400SFシリーズの中でも比較的リーズナブルな範囲に位置しており、多くのバイク愛好家から高い注目を集めました。

しかし、2019年頃から始まった生産終了の噂とその後の公式発表は、市場に大きな影響を与えました。

生産終了のニュースが広まると、新車の需要が一気に高まり、特に限定色や特別仕様車の価格が急騰しました。

一部の販売店では、新車価格が100万円を超えるケースも珍しくなくなり、ユーザーの間で購入の機会を逸した悔しさや、価格の高騰に対する驚きの声が多く聞かれました。

この価格高騰の背景には、CB400SFの高い人気と希少価値の上昇があります。

特に、クラシックなデザインと現代的な性能を兼ね備えたこのモデルは、バイクファンの間で「最後のチャンス」として捉えられ、その希少性が価格を押し上げる要因となったのです。

こうした状況は、CB400SFの新車価格が、ただの販売価格以上の意味を持つようになったことを示しています。

それは、バイクの性能やスタイルだけでなく、市場におけるレア度や歴史的価値が価格形成に大きな影響を与えるようになったことを意味しているのです。

スペックの魅力

項目	仕様
型式	2BL-NC54
発売年	2017
発売月	12
仕向け・仕様	国内向けモデル
全長 (mm)	2131
全幅 (mm)	750
全高 (mm)	1085
ホイールベース (mm)	1440
最低地上高（ｍｍ）	130
シート高 (mm)	750
車両重量 (kg)	207
最小回転半径（ｍ）	2.6
乗車定員（名）	2
燃料消費率（1）(km/L)	31.0
測定基準（1）	国交省届出（60km/h走行時）
燃料消費率（2）(km/L)	21.2
測定基準（2）	WMTCモード値
原動機種類	4ストローク
気筒数	4
シリンダ配列	並列（直列）
冷却方式	水冷
排気量 (cc)	399
カム・バルブ駆動方式	DOHC
気筒あたりバルブ数	4
内径（シリンダーボア）(mm)	55
行程（ピストンストローク）(mm)	42
圧縮比（:1）	11.3
最高出力（kW）	41
最高出力（PS）	56
最高出力回転数（rpm）	11000
最大トルク（N・m）	39
最大トルク（kgf･m）	4
最大トルク回転数（rpm）	9500
燃料供給方式	フューエルインジェクション
燃料供給装置形式	PGM-FI
燃料タンク容量 (L)	18
満タン時航続距離（概算・参考値）	558.0
エンジン始動方式	セルフスターター式
点火装置	フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式	ウェットサンプ式
ドレンボルト呼び径(mm）	14.0
クラッチ形式	湿式・多板
変速機形式	リターン式・6段変速
変速機・操作方式	フットシフト
1次減速比	2.171
2次減速比	2.933
変速比	1速 3.306/2速 2.293/3速 1.750/4速 1.421/5速 1.240/6速 1.129
動力伝達方式	チェーン
フレーム型式	ダブルクレードル
キャスター角	25°50´
トレール量 (mm)	100
ブレーキ形式（前）	油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式（後）	油圧式ディスク
懸架方式（前）	テレスコピックフォーク
懸架方式（後）	スイングアーム式
タイヤ（前）	110/70-17
タイヤ（前）構造名	バイアス
タイヤ（前）荷重指数	54
タイヤ（前）速度記号	H
タイヤ（前）タイプ	チューブレス
タイヤ（後）	140/70-17
タイヤ（後）構造名	バイアス
タイヤ（後）荷重指数	66
タイヤ（後）速度記号	H
タイヤ（後）タイプ	チューブレス
スピードメーター表示形式	アナログ
メーター表示：エンジン回転計	有

新車在庫の現状

CB400SFの新車在庫は、生産終了の発表以降、大幅に減少し、現在では非常に希少となっています。

特に、最終モデルである2BL-NC42型の新車在庫は、全国的に極めて限られた数しか存在しない状況です。

この希少性は、在庫を持つ販売店においても、通常よりも高い価格設定に反映されています。

新車の在庫が少ない理由の一つとして、CB400SFの絶大な人気が挙げられます。

特に、生産終了が発表された直後、多くのバイク愛好家が新車を購入しようとしたため、在庫が一気に枯渇したのです。

この時期、新車の平均価格は約100万円以上に跳ね上がり、一部ではその価格がさらに上昇するケースも見られました。

現在、新車在庫を持つ店舗を見つけることは可能ですが、その過程は非常に困難です。大手バイク販売店や地域の販売店を訪ねるなど、複数のルートを試すことが求められます。

また、見つかったとしても、その価格は市場価格よりも高く設定されていることが多く、購入を検討する際には、その価格の正当性や自身のバジェットを十分に検討する必要があります。

ファイナルエディションの特徴

CB400SF ファイナルエディションは、この伝説的なバイクの生産終了を記念して作られた特別版モデルです。

このモデルは、ユニークなデザインと限定生産により、バイク愛好家やコレクターから高い注目を集めています。

ファイナルエディションの最も顕著な特徴は、その限定カラーリングです。

通常のモデルとは異なる独特の色合いやデザインが施されており、これらはCB400SFの長い歴史を象徴するものとしてファンに受け入れられています。

特に、このモデルにはユニークなデカールやロゴが採用されており、その外観は他のCB400SFモデルと一線を画しています。

高すぎる価格の背景

CB400SFの価格が急上昇している背景には、その希少性と高い人気が直接的な要因として挙げられます。

生産終了の発表後、このモデルはバイク愛好家やコレクターの間で「入手困難なレアアイテム」とみなされるようになりました。

特に、最終生産モデルや限定版モデルは、その価値をさらに高めています。

価格高騰の要因は、CB400SFの持つ特別な魅力です。

このバイクは、洗練されたデザイン、優れた走行性能、そして堅牢な構造で知られており、バイク愛好家から長年愛されてきました。

これらの特性は、新しいモデルが市場に出ることがなくなった今、CB400SFの価値をさらに高める要素となっています。

また、高騰している価格にもかかわらず、CB400SFの需要は依然として高く、市場に出回るとすぐに売れてしまう傾向にあります。

これは、CB400SFがバイク愛好家にとって単なる乗り物ではなく、情熱を注ぐ趣味やライフスタイルの一部として位置づけられていることを示しています。

受注再開の可能性

CB400SFの受注再開に関しては、現在のところ、本田技研工業からの公式な発表は存在しません。

ただし、過去には一度生産が終了したバイクが新たな規制に適応して市場に再登場した例があります。

これは、バイク業界においては珍しい事態ではなく、特に人気の高いモデルにおいてはよく見られる現象です。

後継機の可能性

CB400SFの後継機については、現在本田技研工業からの公式な情報はありませんが、その可能性は排除できません。

CB400SFは、その長い歴史と独特の魅力を持つモデルとして、多くのバイク愛好家に支持されています。

このような背景から、ホンダが新たな後継モデルを開発する可能性は十分に考えられます。

後継モデルを開発する上での最大の課題は、現代の環境規制に対応しつつ、CB400SFの特徴を引き継ぐことになるでしょう。

特に、排ガス規制への適合は重要であり、ユーロ5などの厳しい基準をクリアするための技術革新が求められます。

また、モデルのアイデンティティを保ちながら、現代のライダーのニーズに応えるデザインや機能の更新も重要なポイントです。

可能な後継モデルの形としては、従来のCB400SFのデザイン要素を取り入れつつ、より環境に優しいエンジンや先進のライディングアシスト機能を搭載する方向性が考えられます。

これにより、従来のファンを満足させるとともに、新しい世代のライダーにも受け入れられるモデルになることが期待されます。

後継モデルの開発には、市場調査や技術開発、デザイン作業など、多くの時間と資源が必要です。

しかし、CB400SFのようなアイコニックなモデルの後継は、ブランドのイメージを高める重要な要素となるため、ホンダがこの方向での動きを見せる可能性は高いです。

CB400SF 新車買えない現状解説

中古車市場の動向

新車の入手が困難になった現在、CB400SFの中古車市場は活況を呈しています。

特に状態が良く、走行距離が少ない中古車の人気は高く、これらの車両は通常の市場価格を大幅に上回ることも珍しくありません。

たとえば、新車時の価格が884,400円程度だったモデルが、中古市場では100万円以上で取引されるケースも報告されています。

このような価格の高騰は、CB400SFの生産終了による希少価値の増加と、その独特の魅力によるものです。

CB400SFは、その信頼性の高いパフォーマンスとクラシックなデザインで、幅広い層からの支持を得ています。

また、教習所で使用されることも多く、初めてバイクに触れたライダーにとっては、特別な思い入れを持つモデルとなっています。

中古市場では、特に「VTEC Revo」や「ファイナルエディション」などの特定のモデルや限定カラーが高い人気を集めています。

これらのモデルは、生産終了前に発売された最後のバージョンであり、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。

そのため、これらの車両を中心に価格が高騰しており、購入希望者はより高い予算を見込む必要があります。

ただし、中古市場における価格の高騰は、将来的に変動する可能性もあります。

新しいモデルが登場したり、バイク市場の動向によっては、価格が安定することも考えられます。

したがって、中古車を購入する際には、市場の動向を注視するとともに、車両の状態を確認し、適正価格での取引を心掛けることが重要です。

中古をレッドバロンでの選択肢

レッドバロンをはじめとする大手バイク販売店では、CB400SFの中古車を積極的に取り扱っています。

レッドバロンなどの専門店では、車両の状態が良好で整備歴の明確なCB400SFを見つけることが可能です。

ただし、CB400SFの希少性が高まっているため、価格は市場平均を反映しています。

これらの中古車は、しっかりとした保証やアフターサービスが付帯していることが多く、安心して購入できる点が魅力です。

例えば、中古車でも1年間の保証が付いていたり、エンジンやトランスミッションなど主要部分の保証が提供されていることがあります。

また、専門店では独自の点検基準に基づいた徹底した整備を受けた車両が多く、中古車購入時の安心感を高めています。

ただし、レッドバロンなどの専門店では、市場の需要と供給のバランスを考慮した価格設定が行われています。

このため、市場価値が高まっているCB400SFの中古車は、他の中古車と比較しても高価格帯に位置することが一般的です。

特に、特定の年式や限定モデル、状態の良い車両は、より高い価格で取引される傾向にあります。

CB400SFの中古車をレッドバロンで購入する際には、車両の詳細な状態や保証内容を確認することが重要です。

また、購入時には価格だけでなく、将来のメンテナンスコストやバイクの使用目的を考慮し、総合的な判断をする必要があります。

専門店での購入は、信頼性と安心感を得るための有効な選択肢と言えるでしょう。

代替車種の検討

新車や中古のCB400SFが手に入らない状況では、他の400ccクラスのバイクを検討することが賢明な選択です。

このクラスでは、KawasakiのZ400やYAMAHAのMT-03が特に人気のモデルとして挙げられます。

これらのバイクは、CB400SFと比較しても遜色ない性能と快適な乗り心地を提供します。

KawasakiのZ400は、スポーティなデザインとパワフルなエンジンが特徴です。価格はおよそ70万円から80万円程度で、高い操作性とバランスの取れたパフォーマンスを提供します。

排気量は399ccで、最高出力45馬力を誇ります。Z400は街乗りからツーリングまで幅広いシーンで活躍し、特に若いライダーからの支持を集めています。

一方、YAMAHAのMT-03は、ネイキッドスタイルのバイクで、都会的なデザインと使いやすい性能が魅力です。

価格は約70万円からとなっており、321ccのエンジンは42馬力の最高出力を持っています。

MT-03は低速域からの力強い加速と軽快な取り回しで、特に街中での運転に適しています。

これらの代替車種は、CB400SFと同等かそれ以上の走行性能を持ちながら、新車や中古市場での入手が比較的容易である点が大きなメリットです。

また、保守的なデザインのCB400SFに対し、Z400やMT-03はより現代的なスタイリングを採用しており、若年層のライダーにもアピールしています。

保有者の乗り換え事情

現行CB400SFの保有者の間で、乗り換えに関する動きが活発化しています。

特に、CB400SFの生産終了により市場価値が上昇していることが、売却を検討する大きな理由の一つです。

所有者たちは、自分のバイクの価値が高まっている今、売却して他のモデルに乗り換えるタイミングと見ているようです。

売却時の市場価格は、バイクの状態や年式に大きく左右されますが、良好な状態のCB400SFは平均して100万円以上で取引されることも珍しくありません。

特に、限定カラーやファイナルエディションモデルなどは、それ以上のプレミア価格がつく場合もあります。

乗り換え先としては、同じく400ccクラスの新しいモデルや、大型バイクへのステップアップを考慮するオーナーが多いです。

たとえば、ホンダの新しいモデルや、他メーカーの400ccクラスのバイク、さらには650ccや1000ccクラスの大型バイクへの乗り換えも考慮されています。

これらの選択肢は、乗り心地、パワー、デザインなど、CB400SFとは異なる魅力を提供します。

また、CB400SFの保有者の中には、バイクの乗り換えではなく、売却して車や他の趣味への投資を考える人もいます。

バイクの保有者にとって、売却時の高い市場価値は、多様な選択肢をもたらす機会となっています。

ユーザーの声

中古車購入時の選び方のコツと注意点

CB400SFの中古車購入を検討する際には、いくつか重要なポイントがあります。

まず、走行距離が少なく、きちんとメンテナンスされている車両を選ぶことが肝心です。

走行距離が多い車両は、価格が比較的低くなりますが、将来的な修理や交換が必要になる部品が増えるため、長期的なコストを考慮する必要があります。

次に、メンテナンス履歴を確認することです。

定期的なオイル交換や部品交換の履歴がある車両は、エンジンや走行性能の維持が期待できます。

さらに、外観の状態やエンジンの調子を丁寧にチェックすることが重要です。

エンジンの始動音やアイドリングの安定性、排気ガスの色などを確認し、異常がないか注意深く観察しましょう。

また、オリジナルの純正部品が使用されているかどうかも、CB400SFの中古車選びの重要なポイントです。

カスタムされた車両も魅力的ですが、純正部品の方が故障のリスクが低く、将来的な部品交換やメンテナンスが容易です。

価格面にも注意を払う必要があります。

CB400SFの中古車は現在、価格が高騰しており、特に限定モデルや良好な状態の車両は新車価格を上回ることも珍しくありません。

市場価格を把握し、予算内で最適な車両を選ぶことが求められます。

平均的な中古価格は100万円前後ですが、状態やモデルによってはそれ以上になることもあります。

愛車の売却先選び

CB400SFの売却を考える際、適切な売却先の選択は、最適な価格での取引に直結します。

買取専門店、オークションサイト、個人間取引など、各選択肢の特徴を理解し、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。

まず、買取専門店を選ぶ場合のメリットは、手軽さと速さです。専門店ではプロの査定士が車両の状態を評価し、市場価格に基づいた価格を提示します。

CB400SFの平均的な買取価格は、状態にもよりますが、80万円～120万円程度が相場となっています。

ただし、売却価格は店舗によって異なるため、複数の店舗で査定を受けることをお勧めします。

オークションサイトの利用は、高価格での売却が期待できる反面、出品手続きや取引の管理が必要です。

CB400SFのような人気モデルは、オークションサイトでも注目を集めやすく、状態が良ければ市場価格以上で落札されることもあります。

ただし、オークションの出品手数料や落札後の取引手続きには注意が必要です。

個人間取引は、SNSや掲示板を通じて行われることが多く、中間マージンを省くことができます。

ただし、取引相手との直接交渉が必要で、価格交渉や車両の引き渡し方法など、細かい管理が求められます。

また、詐欺などのリスクも考慮する必要があります。

売却方法を選ぶ際には、市場価格の動向を把握することも重要です。

CB400SFは生産終了モデルのため、市場価格は日々変動しており、適切なタイミングでの売却が最大の利益をもたらします。

売却を考えている場合は、市場の動向を定期的にチェックし、最適な売却時期を見極めることが鍵となります。

CB400SFの新車買えないに関する総括

記事のポイントをまとめます。