スポーツグライドは、その「不人気」というレッテルにも関わらず、実は多くの魅力を秘めたバイクです。
この記事では、スポーツグライドのカスタムの可能性、中古市場での評価、そして買取相場に注目し、なぜこのバイクが一部で不人気とされているのかを探ります。
個性豊かなカスタムオプションから、実際の所有者の体験談まで、スポーツグライドの隠された価値に光を当てていきましょう。
記事のポイント
- スポーツグライドが一部で不人気とされる理由
- スポーツグライドのカスタム可能性とその影響
- 中古市場におけるスポーツグライドの評価と需要
- スポーツグライドの買取相場とその価値の見極め方
目次
スポーツグライドの不人気の理由と魅力の再評価
- 基本スペック
- ユーザーのレビュー
- 中古市場と価格動向
- 買取相場の現状と予測
- 走行性能と安定感
- 維持費とコストパフォーマンス
- カスタム可能性と多様性
- ミッドコントロールの特徴
- カウルの役割とデザイン
- マフラーの選択肢
基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
タイプグレード名 | FLSB Softail Sport Glide |
発売年 | 2019 |
発売月 | 8 |
仕向け・仕様 | 海外メーカーモデル |
全長 (mm) | 2325 |
全高 (mm) | 1120 |
ホイールベース (mm) | 1630 |
最低地上高(mm) | 120 |
シート高 (mm) | 680 |
車両重量 (kg) | 317 |
乗車定員(名) | 2 |
原動機型式 | Milwaukee-Eight 107 |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | V型(L型) |
シリンダバンク角(°) | 45 |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 1745 |
カム・バルブ駆動方式 | OHV |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 100 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 111.1 |
圧縮比(:1) | 10 |
最大トルク(N・m) | 145 |
最大トルク回転数(rpm) | 3250 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 18.9 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 3.8 |
燃料(種類) | ハイオクガソリン |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | RG6HCC |
点火プラグ必要本数・合計 | 4 |
搭載バッテリー・型式 | 65989-97D |
バッテリー容量 | 12V 17.5Ah |
エンジン潤滑方式 | ドライサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 4.7 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
変速比 | 1速 9.310/2速 6.453/3速 4.793/4速 3.881/5速 3.306/6速 2.789 |
動力伝達方式 | ベルト |
キャスター角 | 30° |
トレール量 (mm) | 150 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
フロントホイールトラベル(mm) | 130 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | 86 |
タイヤ(前) | 130/70B18 |
タイヤ(前)構造名 | ベルテッドバイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 63 |
タイヤ(前)速度記号 | H |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 180/70B16 |
タイヤ(後)構造名 | ベルテッドバイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 77 |
タイヤ(後)速度記号 | H |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
ユーザーのレビュー
ユーザーの声
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愛車の信頼性に驚いています 「スポーツグライドを購入してから1年が経ちますが、その信頼性には本当に驚かされています。日常の通勤から週末のロングライドまで、どんな状況でも快適に走れています。一部で不人気と言われているようですが、個人的にはこのバイクのパフォーマンスに完全に満足しています。」
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カスタマイズの楽しさが魅力 「スポーツグライドの最大の魅力は、カスタマイズの自由度の高さだと思います。私はエンジンサウンドと外観を重視し、いくつかのパーツをカスタムしました。それぞれの改造によって、バイクの性能が見違えるように向上し、毎回の乗り心地が新鮮に感じられます。」
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快適なロングツーリング体験 「長距離のツーリングが趣味で、スポーツグライドはその点で非常に満足しています。シートの快適性やクルーズコントロールの機能が長時間のドライブでも疲れを感じさせません。初めは不人気と聞いていましたが、実際に乗ってみるとその理由がわからないほどです。」
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都市部での取り回しの良さ 「スポーツグライドを選んだ理由の一つは、都市部での取り回しの良さです。重量があるにもかかわらず、車体が意外とコンパクトで、狭い路地でもスムーズに走行できます。この点は特に通勤時に大きなメリットとなっています。」
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燃費に関する実感 「スポーツグライドの燃費は、私の使用状況ではかなり良好です。特に高速道路での燃費効率は素晴らしく、一度の給油でかなりの距離を走行できます。この点は、燃料コストを気にするライダーにとっても魅力的だと思います。」
中古市場と価格動向
中古市場では、スポーツグライドは比較的手頃な価格で手に入れることができます。
新車価格が230万円以上となるモデルも、数年落ちであれば200万円未満で購入可能です。
ただし、その状態やカスタムの内容によって価格は大きく異なります。
買取相場の現状と予測
買取相場は、スポーツグライドの状態や走行距離、年式によって大きく変わります。
一般的には、良好な状態のものであれば、新車価格の約70%程度での買取が見込める場合があります。
今後も新型モデルの登場や市場動向によって、買取価格は変動する可能性があります。
走行性能と安定感
スポーツグライドは、高速走行においても卓越した安定感を誇ります。
その強力なエンジンと適切に調整されたサスペンションシステムにより、長距離の走行でもライダーを疲れさせません。
特にハイウェイやオープンロードでのパフォーマンスは、他のモデルと比較しても優れています。
維持費とコストパフォーマンス
スポーツグライドの維持には、定期的なメンテナンスが必要です。
オイル交換やタイヤの交換などの基本的なメンテナンスは、年間数万円程度を見込む必要があります。
また、燃費は市街地で約15km/L、高速道路で約20km/Lとなっており、他の大型バイクと比較して平均的です。
カスタム可能性と多様性
スポーツグライドのカスタム可能性と多様性は、このバイクの最も注目すべき特徴の一つです。
ライダーは、自身の好みや用途に応じて、幅広いカスタムパーツから選択して個性を反映させることができます。
例えば、ハンドルバー、サドル、マフラー、ライトなど様々な部品の交換は、見た目だけでなく走行性能にも大きな影響を与えます。
これにより、ライダーは自分だけのユニークなスポーツグライドを作り上げ、ほぼ無限のカスタマイズ可能性を享受することができます。
ミッドコントロールの特徴
ミッドコントロールは、足の位置をバイクの中央に近づけ、より自然なライディングポジションを提供します。
これにより、長時間のライディングでも疲れにくく、特に市街地での取り回しが容易になります。
カウルの役割とデザイン
スポーツグライドのカウルは、風の抵抗を減らし、ライダーの快適性を高めるためにデザインされています。
また、取り外しが可能であり、スタイルや走行環境に応じてカウルを付けたり外したりすることができます。
これにより、スポーツグライドは多様なシーンでの使用に適応します。
マフラーの選択肢
スポーツグライドのマフラーは、パフォーマンスとサウンドの両方を向上させるための重要なカスタムパーツです。
市場には多様なマフラーが存在し、それぞれに異なる特性を持っています。
より力強いサウンドや、性能向上を求めるライダーには、高性能なアフターマーケットのマフラーがおすすめです。
スポーツグライド 不人気の誤解と実際の評価
スポーツグライドが不人気とされる一因は、その独特のスタイルや特定のニーズに特化していることにあります。
しかし、このバイクは実際には多くの優れた特性を持ち、特定のライダーにとっては理想的な選択となることが多いです。
ここでは、スポーツグライドの実際の評価と、一般的な誤解について詳しく見ていきます。
みんカラに見るユーザー意見
みんカラなどのオンラインコミュニティでは、スポーツグライドのオーナーから多様な意見が寄せられています。
これらの意見は、実際のユーザーエクスペリエンスを反映しており、新たな購入者に有益な情報源となっています。
多くのオーナーは、スポーツグライドの走行性能やカスタマイズの容易さを高く評価しており、特にパワフルなエンジンとスタイリッシュな外観が好評です。
ただし、一部のユーザーは燃費や一部の部品の耐久性に対して不満を表明しています。
トルク感とエンジン性能
スポーツグライドのエンジンは、そのトルク感とパフォーマンスで多くのライダーを魅了しています。
1,745ccのミルウォーキーエイトエンジンは、低回転域から高回転域にかけて滑らかで力強い加速を提供し、特に高速道路での走行ではその真価を発揮します。
このエンジンは、日常の通勤から長距離ツーリングまで、あらゆるシチュエーションで快適なライディングを実現します。
長距離走行でのスポーツグライドの快適性
スポーツグライドは長距離走行においてもその快適性を保持します。
座席の設計、サスペンションの品質、風防の有効性は、長時間のライディングでも疲労を最小限に抑えます。
また、クルーズコントロールなどの電子制御機能は、高速道路での走行をさらに快適にします。
デザインとスタイル
スポーツグライドのデザインは、モダンでありながらハーレーダビッドソンの伝統的なスタイルを継承しています。
流線型のフェアリング、スリムなサドルバッグ、そして洗練された全体のシルエットは、多くのライダーにとって魅力的です。
これらのデザイン要素は、スポーツグライドを都市部での使用にも適しており、同時に長距離ツーリングにも対応可能な汎用性を持たせています。
市場における競合比較
スポーツグライドは、同クラスの他の大型バイクと比較しても独自の立ち位置を確立しています。
その最大の特徴は、都市部での取り回しの良さと長距離走行時の快適性のバランスです。
競合他車と比べると、スポーツグライドは独特のデザインとカスタマイズの容易さで一歩リードしています。
ただし、価格面では他の大型バイクと同様に高価な部類に入り、予算に制限があるライダーにとっては検討すべきポイントです。
将来性と新型モデルの可能性
スポーツグライドは、将来的にも市場での地位を固める可能性を秘めています。
ハーレーダビッドソンは、ライダーのニーズに応じた新型モデルの開発に注力しており、スポーツグライドの進化版も期待されています。
新型モデルでは、燃費の改善、電子制御機能の強化、そしてデザインの更なる洗練が予想されます。
これらの進化は、スポーツグライドをさらに魅力的な選択肢に変えるでしょう。
他モデルとの比較ポイント
スポーツグライドを他モデルと比較する際には、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、エンジンの性能と燃費のバランスを考慮する必要があります。
また、走行時の快適性、特に長距離走行のための設計がどの程度考慮されているかも重要な比較ポイントです。
さらに、カスタマイズの容易さや、維持費、そして再販価値も検討すべき要素となります。
乗り心地とクルーズコントロールの影響
スポーツグライドの乗り心地は、そのサスペンションとシートデザインによって大きく左右されます。
柔らか過ぎず硬過ぎないサスペンションは、長時間の走行でも疲れにくい乗り心地を提供します。
また、クルーズコントロールは、特に高速道路での長距離走行時にライダーの負担を軽減します。
クルーズコントロールを利用することで、アクセル操作に関する疲労が減り、よりリラックスして長距離を走行することが可能になります。
この機能は特に長距離ツーリングを頻繁に行うライダーにとって重要なメリットとなります。
ただし、クルーズコントロールの使用には慣れが必要であり、初めて使用するライダーは、その機能を安全に使いこなすために、まずは短距離での使用から始めることをお勧めします。
クルーズコントロールは長距離走行の快適性を大きく向上させますが、安全な運転を常に心掛けることが重要です。
総合的な魅力
最終的に、スポーツグライドは多くの長所を持つバイクであり、特定のニーズに合わせた独特の設計がされています。
そのパワフルなエンジン、快適な乗り心地、そしてカスタマイズの容易さは、多くのライダーにとって大きな魅力です。
一方で、そのサイズや価格、維持費に関する懸念もありますが、これらは慎重に検討する価値がある要素です。
スポーツグライドは、都市部での日常使いから長距離ツーリングまで、幅広い用途に対応する汎用性の高いバイクと言えるでしょう。
スポーツグライドの不人気に関する総括
記事のポイントをまとめます。
- スポーツグライドは信頼性が高く、日常からロングライドまで対応可能
- カスタマイズの自由度が高く、個人の好みに合わせて変更が容易
- シートの快適性とクルーズコントロールで長距離走行が快適
- 都市部での取り回しの良さが通勤用途にも適している
- 燃費効率が良好で、特に高速道路での走行が経済的
- 重量があるがコンパクトな設計で、狭い路地でも運転しやすい
- 様々な路面状況に対応する堅牢な設計
- パワフルなエンジンとスムーズな走行感が特徴
- ハーレーダビッドソンの伝統的なデザインを継承
- LEDヘッドライトとテールライトで夜間の視認性が良い
- デジタルとアナログの組み合わせたメーターパネルで機能的
- ABS搭載で安全性が高く、初心者から上級者まで幅広く対応可能