なぜXL1200Rは不人気？中古市場での評価と乗り心地も紹介

ハーレーダビッドソンのXL1200Rは、スポーツスターシリーズの一部として登場しましたが、不人気という評価を受けることも少なくありません。

しかし、このバイクは1200ccエンジンを搭載し、クラシカルなデザインとスポーティな走行性能を併せ持つ独自の特徴があります。

キャブ仕様とインジェクション仕様の選択肢もあり、カスタムの自由度が高いことが魅力です。

また、最高速は約180km/hと十分なパフォーマンスを発揮しつつ、カスタマイズやメンテナンスによって自分好みの一台に仕上げることが可能です。

さらに、中古市場での買取相場も安定しており、コストパフォーマンスに優れたバイクと言えるでしょう。

なぜXL1200Rは不人気なのか？その理由を解説

ハーレーXL1200Rが不人気と言われる理由には、さまざまな要素が影響しています。

このモデルは、1200ccのエンジンを搭載し、スポーティさとクラシックなデザインを兼ね備えている一方で、一部のライダーにはデザインや性能面で賛否が分かれることがあるのです。

特徴と魅力、キャブ仕様とインジェクション仕様の違い、最高速やカスタムの楽しみ方、そして中古市場での評価や燃費性能など、XL1200Rに関するポイントを詳しく見ていきましょう。

特徴と魅力とは？

ハーレー・ダビッドソンのXL1200Rは、スポーティな走りとクラシカルなデザインが魅力のバイクです。

その特徴を簡単にまとめると、「スポーツスターシリーズに属する1200ccエンジン」「独自のカスタマイズの幅広さ」、そして「取り回しの良さ」が挙げられます。

まず理由として、XL1200Rはスポーツスターシリーズの中でも、比較的軽量な車体と力強い1200ccエンジンを持っているため、街中でも高速道路でもバランスの取れた走行が可能です。

この点が他のハーレーモデルにはない大きな魅力です。特に、日本の都市部のような狭い道でも比較的扱いやすいことが、多くのライダーに支持されています。

具体例として、ダブルディスクブレーキが前輪に装備されていることも、他のスポーツスターとは異なる特徴です。

この装備により制動力が強化され、安全性が高くなっています。

また、カスタムパーツが豊富で、オーナーが自分好みにバイクをカスタマイズできる楽しさもあります。

見た目や性能を自分のスタイルに合わせて調整できる点は、カスタムバイクが好きな方にとって大きな魅力です。

このように、XL1200Rはスポーティさとクラシカルなデザイン、さらにカスタムの自由度という点で非常に魅力的なバイクと言えるでしょう。

ただし、パーツのコストや燃費については他のモデルと比べて劣る部分もあるため、購入前には注意が必要です。

キャブ仕様とインジェクションの違いは？

キャブ仕様とインジェクション仕様の違いは、燃料供給の仕組みにあります。

キャブレター仕様は、エンジンに供給される燃料と空気の量を手動で調整する一方、インジェクション仕様はコンピューターが自動で燃料を制御します。

理由として、キャブレターは古くから使われている技術で、調整が必要なものの、独特のフィーリングを楽しむことができる点が魅力です。

例えば、エンジン始動時にチョーク操作を行ったり、キャブレターのセッティングを変えて燃料の混合比を調整したりと、メカニカルな楽しさがあります。

一方、インジェクションはコンピューター制御によって燃料供給を最適化し、燃費や始動性の向上が期待できるため、手間がかからず、安定した走行を求める方には向いています。

具体例を挙げると、キャブ仕様は手動で調整が必要なため、気温や気圧の変化に敏感で、特に寒い時期にはエンジンをかける際に時間がかかることがあります。

しかし、キャブ仕様のバイクは古いハーレー好きにとって「味」があり、エンジンのフィーリングや独特の鼓動感を楽しむことができます。

一方で、インジェクション仕様は、ボタン一つでエンジンがすぐにかかるという便利さが魅力です。

燃料供給が自動で行われるため、始動時の手間が少なく、安定したパフォーマンスを発揮します。

特に、長距離ツーリングや日常的な使い勝手の良さを重視する方にはインジェクション仕様の方が適しています。

このように、キャブ仕様は手動調整による楽しさがあり、インジェクション仕様は利便性と安定性が魅力です。

それぞれの特徴を理解した上で、好みに応じて選ぶことが重要です。

最高速はどのくらい？実用性について

ハーレーXL1200Rの最高速はおおよそ180km/h前後とされています。

ただし、実用性の観点から見ると、このバイクは高速道路や長距離走行を楽しむために作られており、最高速を目指すよりも、80km/hから120km/h程度の中速域での快適さが特徴です。

理由として、XL1200Rは1200ccのエンジンを搭載しているため、十分なパワーを発揮しますが、ハーレー自体が速さを競うバイクではありません。

むしろ、ゆったりとした走行や力強い加速を楽しむための設計になっています。

ですので、最高速を求めるバイクではなく、エンジンのトルクを生かした街乗りや高速巡航が主な魅力です。

ハーレーXL1200Rは、一般的な高速道路の速度制限内での走行には非常に適しています。

80km/hや100km/hで走行する際のエンジンの余裕が感じられ、風圧や路面の状況に影響されにくい安定感もあります。

一方で、最高速を追求するような場面では、風圧が強くなり長時間の高速度走行は疲れやすくなります。

このように、XL1200Rの最高速は180km/h前後ですが、実際には中速域での安定した走行と快適さがメインのバイクです。

最高速を重視するよりも、ゆったりとした長距離走行や街中での乗りやすさを楽しむ方に向いていると言えるでしょう。

カスタムの自由度とその楽しみ方

ハーレーXL1200Rは非常にカスタムの自由度が高く、自分だけの一台を作り上げる楽しみが魅力です。

カスタムパーツが豊富で、外観から性能まで幅広く自分の好みに合わせて改造することが可能です。

理由として、ハーレーというブランド自体が、カスタマイズ文化を重視しているため、純正パーツだけでなく、アフターマーケットパーツも数多く存在します。

特にXL1200Rは、スポーツスターシリーズの中でもベースとして人気が高いため、カスタムを楽しむオーナーが多いです。

これにより、他のライダーとは違う自分だけのバイクに仕上げることが可能です。

ハンドルやシート、マフラー、サスペンションなど、外見を変えるカスタムが初心者にはおすすめです。

これにより、見た目の印象が大きく変わり、さらに乗り心地も調整できます。

例えば、ハンドルをアップハンドルに変更すれば、クルーザー風のスタイルを楽しむことができ、シートをカフェレーサー風に変更すれば、よりスポーティなイメージに仕上げることができます。

また、性能面でも、マフラーやエアクリーナーを交換することで、排気音やエンジンパワーに変化を持たせることができ、乗り心地の改善にもつながります。

このように、XL1200Rはカスタムの自由度が高く、自分好みに仕上げる楽しさが詰まっています。

カスタムパーツを選ぶ時間も、ライダーにとっては一つの楽しみと言えるでしょう。

自分だけのバイクを作り上げることができるという点で、ハーレーXL1200Rは非常に魅力的なモデルです。

中古市場におけるハーレーXL1200Rの評価

ハーレーXL1200Rは中古市場で比較的高評価を受けていますが、モデルや年式によって価格帯が大きく異なります。

特にカスタムパーツが充実していることや、メンテナンスのしやすさから、多くのライダーにとって魅力的な中古バイクとして位置付けられています。

理由として、XL1200Rはスポーツスターシリーズの中でも、走行性能とカスタムの自由度のバランスが取れているため、初めてハーレーを購入するライダーや、セカンドバイクを探しているベテランライダーにも人気があります。

また、エンジンが1200ccと比較的大きいため、街乗りから長距離ツーリングまで幅広く対応できる点が評価されています。

具体的な例として、XL1200Rは年式によって中古価格が大きく異なり、2000年代中盤のモデルであれば、比較的安価で手に入ることがあります。

一方、特定の年式やカスタム済みの車両は価格が高くなる傾向があります。

中古車選びでは、走行距離やカスタムの内容、整備状況が重要なポイントとなります。

また、ハーレーの魅力であるアフターパーツ市場が充実しているため、カスタムが施されていない中古車でも自分好みにカスタマイズできる余地があります。

このように、ハーレーXL1200Rは中古市場での評価が高く、コストパフォーマンスに優れたバイクです。

価格が手ごろなモデルも多いため、ハーレーに興味がある方にとっては、十分検討に値する選択肢と言えるでしょう。

燃費性能は実際どうなのか？

ハーレーXL1200Rの燃費性能は平均的にリッターあたり15～20km程度です。

これは街乗りと高速道路で異なるものの、大型バイクとしては標準的な燃費と言えます。

ただし、走行環境やライディングスタイルによっては、燃費が大きく変わることがあります。

理由として、XL1200Rは1200ccの大排気量エンジンを搭載しており、特に低速トルクを活かしてゆったりとした走行を楽しむバイクです。

そのため、燃費が良いとは言えませんが、バイクとしての楽しさや快適な走行感を重視する設計となっています。

街乗りでは信号待ちやストップ・アンド・ゴーが多くなるため、燃費が低下する傾向があります。

一方、高速道路での巡航では燃費が伸びる傾向があり、約20km/Lを記録する場合もあります。

通勤や日常の街乗りでは平均的に15km/L前後になることが多いです。

反対に、ツーリングや高速走行においては燃費が改善され、18～20km/Lになることもあります。

ただし、ハーレー特有の重い車体と大きなエンジンが燃料消費に影響するため、急な加速や高回転での走行は燃費に悪影響を及ぼします。

このように、XL1200Rの燃費性能は決して優れているわけではありませんが、ライディングスタイル次第で改善することも可能です。

燃費よりも乗り心地やエンジンのパワーを楽しみたい方にとっては、十分に許容できる範囲でしょう。

不人気だけど、XL1200Rは本当にダメなのか？

XL1200Rは不人気という評価を受けることがありますが、本当にダメなバイクなのでしょうか？

タンク容量や長距離ツーリングへの影響、買取相場から見た価値、実際のオーナーからのインプレ、さらには中古価格とコストパフォーマンスのバランスを踏まえて、その実力を検証していきます。

また、他のハーレーモデルと比較することで、XL1200Rの特徴や魅力も見えてくるでしょう。

タンク容量と長距離ツーリングへの影響

ハーレーXL1200Rのタンク容量はおおよそ17リットルで、長距離ツーリングには十分対応できる容量です。

ただし、燃費や走行条件によっては、定期的な給油が必要となるため、ツーリングの際には給油ポイントを計画することが重要です。

理由として、XL1200Rは1200ccの大排気量エンジンを搭載しており、燃費がリッターあたり15～20km程度であるため、1回の給油で走行できる距離は最大で300kmほどとなります。

しかし、街中での燃費が悪くなりがちなことを考慮すると、実際には250km程度を目安に給油が必要になることが多いです。

長距離ツーリング中に高速道路を走行している場合、比較的安定した燃費で20km/L程度を維持できれば、快適に走行できます。

一方で、山道や渋滞の多いエリアを走る場合は燃費が悪化するため、給油のタイミングを見逃さないように注意が必要です。

また、タンクが小さいモデルに比べてXL1200Rのタンク容量は大きいため、一般的なハーレーの中では比較的ツーリングに適していると言えます。

このように、XL1200Rのタンク容量は長距離ツーリングに向いているものの、燃費の変動や走行環境を考慮して、適切な給油計画を立てることが重要です。

買取相場から見る価値

ハーレーXL1200Rの買取相場は年式や状態、走行距離によって異なりますが、比較的安定した価値を維持しています。

特に、カスタムが施された車両や走行距離が少ないものは、買取価格が高くなる傾向があります。

理由として、XL1200Rはスポーツスターシリーズの中でも人気があり、特にカスタムの自由度や1200ccのエンジンが評価されているため、一定の需要があります。

また、ハーレー全般に言えることですが、古い年式のバイクでもしっかりとメンテナンスがされていれば高額で取引されることが多いです。

XL1200Rも例外ではなく、年式が古くてもメンテナンスの状態次第で高い買取価値を持つことがあります。

具体例として、2000年代中盤のモデルでは、買取相場が50万～100万円前後になることが多いです。

状態の良いものや、カスタムパーツが豊富な車両はさらに高値で買取されることがあります。

また、走行距離が少ないバイクほど価格が上がる傾向にあり、10,000km未満の車両は特に評価が高くなります。

このように、XL1200Rはその価値を長期間維持しやすいバイクです。

カスタムやメンテナンスにこだわることで、さらに高い買取価格が期待できるため、購入後のリセールバリューも見込めるモデルと言えるでしょう。

オーナーインプレから見る乗り心地

• • 扱いやすいけど、デザインは好みが分かれるかも
    「XL1200Rを購入して3年になりますが、扱いやすさには非常に満足しています。1200ccのエンジンは力強く、街乗りから高速道路まで快適に走れます。ただ、不人気と言われる理由の一つとしてデザインが挙げられることが多いです。個人的にはクラシックなスタイルが気に入っていますが、洗練されたビッグツイン系に比べると好みが分かれるかもしれません。」

  • カスタム次第で自分好みにできる
    「初めはノーマルの状態で乗っていましたが、少し地味に感じたのでカスタムを始めました。XL1200Rはカスタムの自由度が高く、パーツも豊富にあるため、自分好みのバイクに仕上げることができます。カスタム前はあまり注目されないモデルでしたが、いじると一気に個性が出るので、不人気という印象はあまり気にしなくていいと思います。」

  • 燃費はまあまあだが、長距離には注意
    「燃費は街乗りで15km/L、高速道路で20km/L程度です。長距離ツーリングをするときは、給油のタイミングをしっかり計画しないと、タンク容量の小ささが少しネックになるかもしれません。とはいえ、1200ccのパワーがあるので、快適に走れるのは間違いありません。長距離ツーリングをメインに考えている人には、もう少し大きめのタンクを持つモデルが向いているかもしれません。」

  • サスペンションが硬いと感じる人も 「
    乗り心地は全体的に良いですが、純正サスペンションが少し硬めに感じました。長時間のライディングでは、特に荒れた道で疲れやすくなります。ただ、私はリアサスペンションをカスタムして乗り心地を改善しました。サスペンションの調整次第で快適さが大きく変わるので、不満点もカスタムで解消できます。」

  • コストパフォーマンスは高い
    「中古で購入しましたが、コストパフォーマンスは非常に高いです。ハーレーの中では比較的安価で手に入れられ、それでいて1200ccのエンジンとハーレーならではの鼓動感がしっかり楽しめます。不人気と言われることもありますが、それはデザインや特定の年式に対する話で、全体的な性能や満足感には問題ありません。予算を抑えてハーレーを楽しみたい人には最適です。」

中古価格とコストパフォーマンスのバランス

ハーレーXL1200Rは中古市場で比較的手頃な価格で購入できる一方、カスタムの自由度や耐久性を考慮すると、コストパフォーマンスが非常に高いバイクです。

特に、購入後のカスタムやメンテナンスによって自分好みのバイクに仕上げられる点で、コストに見合った価値を得やすいと言えます。

理由として、XL1200Rは他のハーレーのモデルと比較して、中古価格が70万～140万円とリーズナブルです。

新車で購入する場合に比べて、手の届きやすい価格設定となっていることが多く、特に初めてハーレーを購入する人にとっては魅力的です。

また、年式や走行距離、カスタムの有無によって価格に幅がありますが、耐久性の高いエンジンとメンテナンスのしやすさから、長く乗り続けることが可能です。

具体的な例として、2000年代中盤のモデルで走行距離が少ないものは、中古市場で70万円前後で取引されることが多いです。

さらに、カスタムパーツが豊富に揃っているため、購入後に自分のスタイルに合わせて改造しやすいことも、コストパフォーマンスを高める要素となります。

維持費や修理費が心配な方でも、DIYメンテナンスや手頃なアフターパーツで費用を抑えることができます。

このように、中古価格とコストパフォーマンスのバランスを考えると、XL1200Rはハーレーの中でも特にお得な選択肢です。

中古車としての価値を最大限に引き出しながら、自分好みのバイクに仕上げられる点が魅力となっています。

他のハーレーモデルと比較してどうなのか？

ハーレーXL1200Rは他のハーレーモデルと比較して、軽量で扱いやすい一方、パワーやカスタムの自由度が高い点でバランスの取れたモデルです。

ビッグツインエンジンを搭載するモデルと比べると、ツーリング性能や迫力では劣るものの、街乗りや中距離ツーリングには最適なバイクと言えます。

理由として、XL1200Rはスポーツスターシリーズの一部であり、フレームが比較的コンパクトで車重が軽いため、街中での取り回しがしやすく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

対して、ツーリングモデルやソフテイルシリーズなどのビッグツインを搭載したモデルは、より重く、長距離走行や快適さを重視した設計となっています。

XL1200Rはその中間に位置する存在で、街乗りとツーリングの両方を楽しみたいライダーに向いています。

具体的な例として、ツーリングモデルのロードキングやストリートグライドと比較すると、XL1200Rは長距離ツーリング向けの装備（クルーズコントロール、大型タンク、快適なシートなど）が少ないため、ロングツーリングには少し不向きです。

しかし、車体が軽いため、市街地や峠道などの狭い道での走行が容易で、ハンドリングのしやすさが大きな強みとなります。

また、パワーとカスタムの自由度においては、ビッグツインほどの大排気量ではないものの、1200ccのエンジンは街乗りや短中距離ツーリングで十分な力を発揮します。

このように、他のハーレーモデルと比較しても、XL1200Rは軽量で扱いやすく、特にスポーツライディングやカスタムを楽しみたいライダーにおすすめです。

重さや装備が充実したビッグツイン系と違い、手軽にハーレーの魅力を体感できる点が、このモデルの魅力と言えるでしょう。

XL1200Rが不人気に関するまとめ

記事の要点を整理します。