
Z400RSイメージ画像
カワサキの400ccクラスに新たな動きが注目されています。
2024年には電動バイクやクラシック系モデルの投入が続き、2025年も新型車両の登場が期待される中、特に話題となっているのが「Z400RS」の新型モデルです。
本記事では、カワサキZ400RS新型の価格に関する最新の予測情報を中心に、カワサキの新型 2025 2024のモデル展開の動向や、カワサキZ400RS新型の予約がいつから開始されるのかといったポイントについても丁寧に解説していきます。
Z400RSの登場を心待ちにしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ポイント
Z400RSの発売時期や登場タイミングの予測がわかる
予想される価格帯や価格に影響する要素が理解できる
予約開始時期や購入方法の可能性が把握できる
他モデルとの違いやZシリーズ内での立ち位置がわかる
目次
カワサキ Z400RS 新型 価格の最新予測
2025 2024モデルの動向
予約はいつ開始?
Z400RSはいつ出る?発売日の噂まとめ
カワサキのバイクの人気モデルの傾向
カワサキのラインナップから読み解く立ち位置
2025 2024モデルの動向
カワサキはここ数年、新型モデルの発表において積極的な姿勢を見せています。
2023年には電動バイクやハイブリッド車を正式に市販化し、W230やメグロS1といったクラシックテイストの車種も登場しました。
そして2024年に入ってからは、より幅広いユーザー層に向けたラインナップ強化が進められており、400ccクラスの新型モデルがとりわけ注目を集めています。
こうした流れの中で、2025年の新型バイクとして最も話題となっているのが、ZX-4Rをベースに開発中とされるZ400RSです。
ZX-4Rは高回転型の直列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルで、その圧倒的な出力性能(77ps)は同クラスの中でもトップクラスと評価されています。
もしZ400RSがこのエンジンを受け継ぐのであれば、走行性能とクラシックな外観を融合した、まったく新しいネイキッドモデルが誕生することになります。
また、2024年にはホンダも新型CB400の開発を進めているという噂があり、400ccクラスにおける競争がさらに激化することが予想されます。
カワサキとしても、競合他社に対抗できる新型モデルをタイミング良く投入する必要があるため、2025年はその勝負の年になるかもしれません。
一方で、現段階ではZ400RSの公式な発表はなく、仕様や装備、販売形態なども明らかになっていません。
ただ、過去のモデル展開を見ても、ZXシリーズの後にネイキッドのZシリーズを登場させるパターンが多く、Z400RSの登場は十分に現実的と考えられます。
2024年後半から2025年にかけて、カワサキがどのような新型を展開してくるのか、引き続き注視する必要があるでしょう。
予約はいつ開始?
Z400RSの新型モデルが仮に登場する場合、最も気になるのが「いつ予約が始まるのか」という点です。
現時点ではカワサキから正式なアナウンスは出ておらず、予約受付の開始時期も明らかになっていません。
ただし、これまでのカワサキの販売スケジュールを参考にすれば、ある程度の予測は可能です。
通常、カワサキは新型バイクの発表から1か月以内に予約受付を開始する傾向があります。
例えば、過去に発売されたZ900RSやZX-25Rでは、発表直後から全国のカワサキプラザで予約がスタートしました。
仮にZ400RSが2025年秋に発表されるとすれば、遅くとも同年末には予約の受付が始まると見られます。
注意点として、Z400RSはクラシックなスタイルと最新の走行性能を融合させたモデルになる可能性が高いため、発表直後に予約が殺到することも予想されます。
Z900RSやZ650RSでも初期ロットはすぐに完売する事例があったことから、確実に手に入れたい人は早めの情報チェックと行動が重要です。
また、Z400RSが「カワサキプラザ専売モデル」となる可能性も否定できません。
この場合、購入や予約は全国のカワサキプラザ店舗に限られ、ネット販売や他のバイクショップでは扱われないケースもあります。
こうした条件がつくと、予約のハードルがやや高くなるため、事前に最寄りのプラザ店舗の情報を確認しておくと安心です。
Z400RSの予約開始時期については、今後のカワサキの動向と公式発表を待つしかありませんが、過去の販売傾向や業界内の予測から見ても、2025年内には予約可能になると見る声が多くなっています。
Z400RSはいつ出る?発売日の噂まとめ
Z400RSの発売日については、依然として正式な発表がない状況が続いています。
しかし、業界内や専門メディア、バイクファンの間では2025年の登場が有力視されています。
特に、同時期にホンダが新型CB400を発表するという話もあり、それに合わせる形でZ400RSが登場する可能性が高いと見られているのです。
このように予想される背景には、カワサキの販売戦略があります。
カワサキは過去にZX-25RやZX-4Rといったスーパースポーツモデルを先行投入し、その後にZシリーズのネイキッドモデルを展開する流れを繰り返してきました。
この戦略はZ650RSやZ900RSでも踏襲されており、ZX-4RをベースにしたZ400RSの登場も、自然な流れだといえるでしょう。
ただし、Z400RSの名称そのものに不確定要素が残っている点には注意が必要です。
というのも、過去にカワサキは「400-RS」という並列2気筒モデルを販売しており、商標上の問題から「Z400RS」の名称が使用できない可能性も指摘されています。
その場合、Z400FXやゼファーといった過去の名車の名称を復活させる可能性もあるため、名前が変わることで発売日も若干前後するかもしれません。
また、価格設定や販売戦略との兼ね合いから、発売スケジュールの最終調整が行われている可能性もあります。
400ccクラスの4気筒エンジンを搭載するモデルは開発・製造コストが高く、市場の反応を見ながら最適なタイミングを見極めている段階かもしれません。
今のところ、有力な予測としては「2025年秋に正式発表、同年冬から販売開始」とする情報が多く見られますが、これはあくまで予想に過ぎません。
いずれにしても、Z400RSの発売が待望されているのは事実であり、今後の動向から目が離せない状態が続いています。
カワサキのバイクの人気モデルの傾向
現在のカワサキの人気モデルには、いくつかの明確な傾向が見られます。
特に注目すべきなのは、「ネオクラシックデザインのモデル」と「ミドルクラスで高性能なバイク」が安定した支持を集めている点です。
Z900RSを筆頭に、Z650RS、W800など、クラシカルな外観に現代の走行性能を融合させたシリーズは幅広い年代のライダーから支持を得ています。
このようなモデルが人気を集める理由のひとつは、往年の名車を彷彿とさせるデザインが持つ“所有欲を満たす魅力”です。
特にZ900RSは、1970年代のZ1のデザインを強く意識した造形でありながら、最新のエンジン・電子制御・足回りを備えているため、走行性能でも妥協がありません。
そのため、クラシックバイクのルックスに憧れがあるが、旧車のメンテナンスが不安という層にも受け入れられています。
一方で、ZX-25RやZX-4Rといった「高性能コンパクトスポーツ」も人気のカテゴリーです。
これらは排気量こそ250〜400ccですが、フルカウルをまとったスーパースポーツ仕様であり、高回転型の直列4気筒エンジンを搭載している点が特徴です。
若年層を中心に、「手軽に扱える」「スポーティに楽しめる」といった魅力で人気が高まっています。
また、カワサキのラインナップは、単に高性能なだけでなく“キャラクターがはっきりしている”という点でも評価されています。
どのモデルもコンセプトが明確で、ライダーが選ぶ基準になりやすいというメリットがあります。
ただし、これらの人気モデルにはデメリットも存在します。
特に、人気車種は品薄状態になることも多く、納車までに数ヶ月を要するケースもあります。
さらに、需要が高いために中古市一方で、人気ゆえの供給不足や価格高騰には注意が必要です。場でも高値で取引される傾向があり、購入タイミングによっては新車よりも割高になることも珍しくありません。
このように、カワサキの人気モデルは「デザインの魅力」「性能の高さ」「明確な個性」を兼ね備えており、特定の層だけでなく幅広いライダー層に受け入れられる傾向があります。
カワサキ のラインナップから読み解く立ち位置
カワサキのバイクラインナップを俯瞰して見ると、そのブランドがどのような立ち位置を取っているのかが明確に見えてきます。
特に注目すべき点は、「スポーツモデル」「ネオクラシック」「アドベンチャー系」といったカテゴリーごとにバランスよく車種を展開しつつも、それぞれに明確な個性を持たせていることです。
例えば、Ninjaシリーズでは、250ccからリッタークラスまで一貫して“スポーツバイクの象徴”としての地位を築いています。
Ninja ZX-4RやZX-10Rなどはサーキット走行も視野に入れた設計で、パフォーマンスを重視するライダーに向けたラインです。
このカテゴリにおいて、カワサキは常に「最先端の技術を体感できるブランド」としての地位を保っています。
一方で、Zシリーズではネイキッドバイクの楽しさや日常性を重視しており、Z250やZ650のような扱いやすいモデルから、Z900のようなパワフルなバイクまで幅広くカバーされています。
中でもZ900RSやZ650RSといった「RS」シリーズは、前述の通りネオクラシック志向のユーザーに向けた提案で、単なるスペック重視の路線とは異なる“感性で選ばれるモデル”として存在感を放っています。
また、アドベンチャーカテゴリーに目を向けると、ヴェルシス(VERSYS)シリーズがその中核を担っています。
長距離ツーリングや悪路走破を想定した設計で、国内外のツーリングユーザーに支持されています。
これにより、カワサキはスポーツ一辺倒ではなく、多用途なモデルも提供する“総合二輪ブランド”としての地位を確立しています。
しかし、その一方でスクーターや小型ビジネスバイクなど、日常用途に特化したモデルが他メーカーと比べると少ない点は、やや弱点とも言えます。
特に125cc以下のモデルはラインナップが限られており、通勤・通学目的のユーザーからは選択肢が狭いと感じられるかもしれません。
このように、カワサキのラインナップからは、性能・デザイン・用途の三拍子が揃った中〜大型車を軸に、プレミアム志向の強いブランド戦略が読み取れます。
ユーザーのニーズを丁寧に拾い上げつつも、“他社とは違う個性”を明確に打ち出す姿勢が、今のカワサキの立ち位置を形づくっているのです。
カワサキZ400RS新型の価格は未発表
カワサキバイク一覧 現行モデルと特徴
ZX-4Rベースなら価格はどうなる?
カワサキ バイク 250新型との違いは?
カワサキ 二輪事業から撤退 を発表の真相
ネーミングはZ400RSかFXかゼファーか?
Z900RSやZ650RSの系譜との関係性
カワサキZ400RS新型の価格に関する最新情報まとめ
カワサキバイク一覧 現行モデルと特徴
以下は、2024年時点での**カワサキ現行モデル一覧表(日本国内販売モデル中心)**です。排気量ごとに代表的なモデルを分類してまとめました。
カテゴリー | モデル名 | 排気量 | タイプ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
スーパースポーツ | Ninja ZX-25R | 249cc | フルカウルスポーツ | 高回転型4気筒エンジン搭載 |
Ninja ZX-4R / ZX-4RR | 399cc | フルカウルスポーツ | クラス最強の直列4気筒エンジン | |
Ninja ZX-6R | 636cc | ミドルクラスSS | サーキット志向の性能 | |
Ninja ZX-10R / RR | 998cc | リッターSS | レース由来の技術搭載 | |
ネイキッド | Z250 | 248cc | ストリートネイキッド | 軽量コンパクト、初心者向け |
Z400 | 399cc | ストリートネイキッド | 日常使いに適した中型バイク | |
Z650 | 649cc | ネイキッド | 軽快な2気筒エンジン | |
Z900 | 948cc | ネイキッド | トルク重視、万能な走行性能 | |
ネオクラシック | Z650RS | 649cc | クラシックネイキッド | Z1風デザイン、扱いやすさが魅力 |
Z900RS / Z900RS CAFE | 948cc | クラシックネイキッド | レトロ×モダンの代表格 | |
W800 / W800 STREET / CAFE | 773cc | クラシック | 空冷バーチカルツイン、鼓動感が特徴 | |
アドベンチャー | VERSYS-X 250 | 249cc | ライトアドベンチャー | 街乗り+ツーリングに対応 |
VERSYS 650 | 649cc | ミドルアドベンチャー | 長距離走行と快適性に優れる | |
VERSYS 1000 SE | 1,043cc | ハイエンドアドベンチャー | 電子制御満載、快適装備が豊富 | |
クルーザー | Eliminator / SE | 398cc | ロー&ロングクルーザー | 低シート高、エントリー向けクルーザー |
電動・ハイブリッド | Ninja e-1 / Z e-1 | EV | 電動スポーツ/ネイキッド | カワサキ初の市販EVバイク |
Ninja 7 Hybrid / Z7 Hybrid | 451cc | ハイブリッド | EVと内燃機関の切替型パワーユニット |
※モデルやスペックは時期や地域により変動する可能性があります。詳細はカワサキ公式サイトをご確認ください。
ZX-4Rベースなら価格はどうなる?
Z400RSがZX-4Rをベースに開発される場合、価格設定は非常に注目されるポイントになります。
ZX-4Rの価格帯は、SE仕様で約115万円前後。これは400ccクラスとしてはかなり高価格な部類に入り、特に若年層やミドルクラス入門層には少々手が出しにくいと感じる価格帯です。
もしZ400RSがこのZX-4Rのエンジンやフレームを継承するのであれば、ベースの製造コストは同程度になる可能性があります。
しかし、ネイキッドタイプであることからカウルやラムエアシステムが省略されることになり、若干のコストダウンも見込めるかもしれません。
これによって、価格はZX-4Rよりもやや抑えられた設定になると予想されます。
例えば、Z400RSがSEグレードを持たない標準仕様のみであれば、110万円前後という価格帯が現実的です。
これはZ650RS(約107万円)よりわずかに高く、ZX-4Rよりは低い、という絶妙なバランスを取った設定といえるでしょう。
ただし、仮にZ400RSに上級仕様「SE」が設定され、BFRCリヤショックなどの高性能サスを搭載する場合、ZX-4Rと同等、またはそれ以上の価格になる可能性も否定できません。
一方で、あまりに価格が高くなると「中型でこの値段なら大型に乗る」というユーザー心理が働くため、販売戦略としてはシビアな判断が必要になります。
中間排気量のネイキッドであることを考慮すれば、110万円〜115万円という価格帯が市場から最も受け入れられやすい水準だと言えるでしょう。
このように、ZX-4Rをベースにすることでパフォーマンス面の期待は高まりますが、その分価格面でも慎重な設定が求められることになります。
最終的には、スペックと価格のバランス、そしてZシリーズ内での位置づけをどう最適化するかが鍵になるでしょう。
カワサキバイクの250新型との違いは?
カワサキの250ccクラスの新型バイクと、仮に登場するZ400RSとでは、いくつかの明確な違いが存在します。
特に注目すべき点は、エンジン形式と用途の違いです。
250ccモデルとしては「Ninja ZX-25R」や「Z250」が代表的で、それぞれに異なるキャラクターが与えられています。
ZX-25Rは250ccながら直列4気筒エンジンを搭載しており、排気量のハンデを感じさせない高回転域の伸びが魅力です。
一方、Z250は並列2気筒エンジンで、軽量かつ扱いやすさを重視した設計になっており、主に初心者や街乗りメインのユーザーに向けられています。
ここで仮に登場するZ400RSは、ZX-4Rと同じく399ccの直列4気筒エンジンを採用する可能性が高く、250ccモデルと比べるとパワー面で大きなアドバンテージがあります。
最大出力はZX-25Rが約45馬力、ZX-4Rが77馬力であり、Z400RSもこの数値に近いパフォーマンスを持つことが期待されています。
また、デザイン面でも大きな差が出ると考えられます。
250ccモデルはスポーティな外観が多い中、Z400RSはZ900RSやZ650RSの流れを汲むクラシカルなネイキッドスタイルになると予想されており、ターゲットとするユーザー層も異なります。
ZX-25Rのような“走りを楽しみたい層”に対して、Z400RSは“スタイルと乗り味を両立したい層”に支持されるモデルになるでしょう。
ただし、250ccクラスと比べると、Z400RSは本体価格・維持費ともに高くなると予想されます。
軽自動車税、任意保険料、燃費などの面で250ccモデルの方がコストパフォーマンスに優れているため、経済性を重視する層にとっては250新型の方が魅力的に映るかもしれません。
このように、Z400RSは250cc新型バイクと比べて性能・デザインともに上位志向ですが、価格や維持コストという面ではハードルが上がります。
どちらが優れているというよりも、「何を重視して選ぶか」によって評価が分かれると言えるでしょう。
「カワサキ二輪事業から撤退を発表」の真相
「カワサキが二輪事業から撤退を発表した」という話題が一時期ネット上で広がりましたが、実際にはそのような事実は確認されていません。
このような誤解が生まれた背景には、カワサキが行った事業再編や、海外拠点における一部生産体制の見直しが関係していると考えられます。
実際、カワサキ重工業は2021年に「カワサキモータース株式会社」を設立し、二輪・四輪のモーターサイクル事業やパワースポーツ事業を完全に分社化しました。
これは、二輪事業を縮小するのではなく、むしろ専業会社としてよりスピーディーに市場対応できる体制を整えるための施策です。
つまり、「撤退」ではなく「強化」と言ってよい方向性です。
また、電動バイクやハイブリッド車の開発にも積極的に取り組んでおり、2023年には市販EVバイクも登場しています。
今後は「カーボンニュートラル」といった環境課題にも対応した製品展開が求められる中で、技術開発の主導権を握る姿勢を明確にしているのです。
では、なぜ「撤退」というワードが浮上したのかというと、国内外の一部工場で生産終了が発表されたモデルがあったことや、一部市場からの撤退(特定排ガス規制への未対応による)などが誤解を招いた可能性があります。
特に排出ガス規制が厳しい欧州やアジア市場では、既存モデルの販売終了が相次いでおり、それが“事業そのものが終わる”という誤認につながったと見られます。
このように、話題となった「撤退」という表現は誤情報であり、むしろカワサキは中長期的な戦略のもと、二輪事業を進化させ続けている段階にあります。
今後も魅力的な新型モデルを積極的に投入していく方針であることから、バイクファンとしては安心して今後の展開を楽しみにしてよいでしょう。
ネーミングはZ400RSかFXかゼファーか?
Z400RSのネーミングを巡っては、業界内でもさまざまな憶測が飛び交っています。
現在の仮称としては「Z400RS」が最有力とされていますが、状況によっては「Z400FX」や「ゼファー」の名が復活する可能性もゼロではないと言われています。
その背景には、カワサキの過去のネーミングにまつわる歴史と、商標に関する問題が絡んでいます。
まず、すでに「400-RS」という名称は1970年代にカワサキから発売された並列2気筒モデルに使われており、これが現在の法的な商標の範囲とバッティングする可能性があります。
仮に「Z400RS」という名称がすでに他社により商標登録されていた場合、カワサキは新たな名前を採用せざるを得ないことになります。
その候補として浮上しているのが「FX」と「ゼファー」です。
Z400FXは1979年に登場し、当時としては珍しい直列4気筒エンジンを搭載したスポーティなネイキッドモデルでした。
ゼファー400はその約10年後にリリースされ、“ネイキッドブーム”の火付け役として一世を風靡した名車です。
これらの名前には根強いファンも多く、復活すれば話題性とともに強いブランド力を発揮するでしょう。
ただし、レトロ路線とはいえ、Z900RSやZ650RSとのつながりを強調したいカワサキとしては、「Z400RS」という名称をそのまま使用するほうがシリーズ全体の統一感が取れます。
販売面においても「RSシリーズ」としての認知が広がっているため、その恩恵を受けやすいというメリットもあります。
どの名称が正式に採用されるかは現時点では不明ですが、Z400RSが開発されているという前提で考えるなら、車名は機能やデザインとともにブランド戦略の一環として重要な位置づけとなります。
ネーミング次第でユーザー層やイメージが大きく変わるため、今後の発表には一層注目が集まります。
Z900RSやZ650RSの系譜との関係性
Z400RSの登場が期待される背景には、Z900RSやZ650RSが築き上げた「ネオクラシック路線」の成功があります。
これらのモデルは、1970年代に登場したZ1・Z2の意匠を現代に落とし込んだバイクとして企画され、単なる懐古主義ではない“走れるクラシック”という新たな価値観を確立しました。
Z900RSは2017年の発売以来、高性能なリッターネイキッドとしてだけでなく、スタイルにこだわるライダーからも熱烈に支持されています。
その弟分であるZ650RSは、2021年に登場し、ミドルクラスながらもZ900RSのデザイン要素を色濃く引き継ぎ、より扱いやすい1台として人気を集めています。
このような流れの中で、Z400RSが加われば、「Z-RSシリーズ」の第三弾としての位置づけが明確になります。
特にZ650RSでは“クラシックスタイルと最新の運動性能の融合”が高評価を得ており、これを400ccクラスにも展開することで、シリーズ全体の裾野をさらに広げることができるでしょう。
また、Z400RSがZ900RSやZ650RSと共通したデザインモチーフ(丸型ヘッドライト、ティアドロップ型タンク、水平なライン構成など)を採用するのであれば、シリーズ間のデザイン的な一体感も保たれるはずです。
これにより、排気量別に“自分に合ったRS”を選べるというユーザー側のメリットも生まれます。
一方で、Z400RSが「FX」や「ゼファー」寄りのスタイリングを採用した場合、シリーズとしての統一感は薄れるかもしれません。
このあたりは、カワサキがどこまで「Z-RSシリーズ」としての統一性を重視するか、またマーケティング的なインパクトをどう捉えるかに左右されます。
いずれにしても、Z400RSがZ900RS・Z650RSと系譜を共有するモデルとして設計されるならば、見た目の美しさ、現代的な快適性、そして走行性能をバランスよく兼ね備えた1台として、多くのライダーに歓迎される存在になることは間違いありません。
カワサキZ400RS新型の価格に関する最新情報まとめ
記事のポイントをまとめます。
Z400RSは2025年に登場する可能性が高い
現時点ではカワサキから公式発表はされていない
ZX-4Rをベースに開発されると予測されている
エンジンは77psの直列4気筒が採用される可能性がある
カウル非搭載のネイキッド仕様になると見られている
Z900RSやZ650RSと同じネオクラシック系の系譜とされる
仮に発売されれば110万円〜115万円程度の価格が予想される
上級グレードSEが設定されれば価格はさらに上がる可能性あり
発表後1ヶ月以内に予約開始されるのがカワサキの傾向
予約は「カワサキプラザ専売モデル」となる可能性がある
人気車種となれば初期ロット完売の可能性も高い
商標の問題からZ400RSの名称が変更される可能性がある
「Z400FX」や「ゼファー」の名称復活の可能性もある
ホンダの新型CB400と同時期発売が意識されている
カワサキの現行ラインナップにない希少なポジションを担うモデルになる